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第581回 株の暴落は買いのチャンス

2月28日、上海市場の株が下落した日の12時ごろ、
以前から中国株を買おうとしていた友人から
「こういうときは株を買い時ではないですか」
と問い合わせがあり、その時点での下落幅を確かめ、
とっさに頭に浮かんだ2つの対応策を伝えました。

そうしましたら、その日の夕方、今度は
別の友人からメールをいただきました。
私がその人のために少しばかりお世話したことへの
お礼のメールですが、この友人はかなり熱心に
中国株を買っています。

昨年の12月の初旬のことですが、私のセミナーに
参加人たちによる忘年会の時に参加いただいた時、
にこやかな表情で、「中国株が値を上げていますね」
と話かけてくださいました。

また、年が明けてからも、何度かお会いしていて、
お会いする度に、「中国株、なかなか良いですね」
と語りかけてくださり、中国株がどう動いているかは
いちいち相場を見るより、この人と会って話していたほうが
よくわかると感じさせてくださる人です。

ですので、その友人は時候の挨拶代わりに
その日の上海市場の株が下落したことに対して
ご自身がどう対応されたかを伝えてくださいました。

1つは、その日の中国株の暴落は激しいものでは
あったけれど、昨年、12月頃から値を上げていたこともあり、
「慌て、ふためく」という状態にはなっておらず、
中国株が下げたことで、連鎖的に世界中で株安が起こり、
中国の影響力が大きいということに新鮮な驚きを感じたとのことです。

2つは、この日は下げがキツイので
下げた株を買おうと思っていたところ、
売ってしまうという間違いをしてしまったけど
いくつかの株を買ったので、売りの失敗は
帳消しにしたと自分に言い聞かせているとのこと。

株にお金を投じている人にとって
株が下がるというのはとても嫌なことで、
先行きが真っ暗な気持ちに襲われ、
底なし沼に転落して行きそうになる恐怖心が起こります。

こうした場面で、比較的冷静に状況をうけとめ
「株の下落は買いのチャンスだ」
という株の基本原則にそった行動に出られ
僭越ですが、「お見事!」と感心しました。



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執筆者:戸田敦也(2007年03月19日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com