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第579回 上海で株下落の日、友人から相談を受けました

私は邱永漢さんの愛読者の1人ですが、
最近は邱さんに関心を持つ人たちとの交流に
つとめ、各地でセミナー活動を行い
時に通信勉強の機会も提供していますので
異なった世代の人との間でも交流があります。

そんな友人の一人が、
去る2月28日の昼ごろ、メールをくださいました。
友人は、株の通信学習を受けてくださり、
これから中国の会社の株を買おうとされています。

そんな友人の耳に、上海市場で株が値を下げ
このことがきっかけになり、世界中の株が下落した
というニュースが入り、私に打診のメールを送ってくださいました。

「今日ニュ-スで全面株安をききました。
中国株が発端のようですが、とりたてた
政変もないようですし原因はなにですか?
戸田先生とお勉強をさせていただいた事を参考にすれば、
株の買い時と思います。どうでしょうか?」

「株は下げた時が買いのチャンス」とは
株にお金を投じる人が参考にするといい原則の1つです。
この方と一緒に勉強したのは、2年ほど前のことですが、
私はしっかり原則をおさえておられると感心しましたが、
その時点で、私は上海の株が値を下げたことを知りませんでした。

そこで、すぐネットで、上海市場で
株が下げたことを確認しましたが
昨年の末あたりから株が急激に値を上げ、
その急速な株価上昇の状況からみたら
下げはそれほど大きいとは思えませんでした。

そこで、次のように答えました。
「昨年末から、2月はじめのころにかけ
中国株をやっておられる友人達に
株の状況を伺うことがありましたが、
だいたい皆さん、ニコニコ顔でした。

中国の株は昨年12月頃、
割のいい投資先を狙うお金が
中国に回ったようで、急激に値を上げています。
そうした状況を受け、私の友人たちは、
持株が1,5倍くらいになりましたとか
3倍になりましたとか言っていました。

また10年くらいやっている人は
10倍くらいになりました、
とかおっしゃっていました。

ここ数年、株価が低迷する時期が続いたので、
ようやく春を迎えたというところでした。
ただ、値上がりが急激で、中国を買っている人の持株は
かなり上がりましたので、この際、利益を確定させておこう
という動きがでてきたと見てもおかしくありません。

おっしゃるとおり、
『株は値を下げた時が買いのチャンス』です。
この原則を頭に置きながら、
今日の値下げの状況を考えれば
次の2つの対応が考えられます」

と書いて、頭に浮かんだ2つの案を提案しました。
その内容は明日、説明します。



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執筆者:戸田敦也(2007年03月17日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com