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第563回 10年後のベトナムの姿が見えてきます
前回、ベトナム、ホーチミン市の隣のドンナイ省を訪れ、
ドンナイ省工業団地管理公社(DIZA)という組織で、
幹部の方と面談させていただいたこと伝えました。
私たちが通された会議室の壁には
3種類のドンナイ省の地図が張られ
幹部の方はそれらの地図を指しながら、
ドンナイ省には沢山の工業団地が開発されていることや、
最近、新しい国際空港の開設が発表されたことを
伝えてくださいました。
私は、帰国してからこのことについて、
調べましたが、新しい国際空港は
ロンタイン新空港と言い、
昨年末に発表されています。
一連の報道によれば、新国際空港は
ホーチミン市中心部から40キロメートル離れた
ドンナイ省ロンタイン郡の5000ヘクタールの
用地に建設され、現在のタンソンニャット空港の
10倍の規模で、総事業費は80億米ドル
(約9500億円)になるとのことです。
そして、現在のタンソンニャット空港は
新しい国際空港が完成したあとは、
国内線専用の空港として使用されるようです。
この記事を読んで、私はこれから、
ベトナムは大きく変貌を遂げていくであろう
ことを強く感じるようになりました。
というのも、前に書いたことですが、
私は、今回、タンソンニャット空港に
初めて降りたとき、今から12年前に降りた
上海虹橋空港に似ていると感じました。
飾りがなく、機器が並んでいるだけで
殺風景な感じがしたのです。
思えば、あの頃の上海では、
浦東地区は開発計画はあったのでしょうが、
私達の目の前には、だだっ広い更地の土地が
広がるばかりで、新しい建物などなく、
今の浦東空港など影も形もありませんでした。
でも今にして思えばあの頃から、
今の上海の発展は約束されていたのでしょう。
その中国の発展の原動力は工業化でしょうが、
いまベトナムでも外資の力を借りながら
工業化に向けての活動が活発です。
こうしたことを考えれば、ベトナムが
これから、拡大発展の道を走り続け、
10年もすれば、見違えるように大きくて逞しい
経済発展地域に変貌していくと断言しても
差し支えないような感じになってきます。
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執筆者:戸田敦也(2007年03月01日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

