戸田ゼミ通信HOME >> 戸田敦也コラムトップページ >> 交流を楽しむ  450回〜
<< 前のコラム |第468回 株を塩漬けしている間に世の中が変わる| >> 次のコラム

第468回 株を塩漬けしている間に世の中が変わる

前回、『邱永漢のシルバーグレーの金銭学』
に書かれている人の話を紹介しました、
今回はその続きをご紹介します。
今から17年前の平成元年で、
日本株が主たる投資対象であった頃に
書かれたことを頭の片隅においてお読み下さい。

「下げて元値を割った株は絶対売らない
という人があるけれども、
果たしてそれは正しい処置であろうか。

株をやるとすぐにも気がつくことだが、
買った株があがって、『もうこれくらいあれば満足だ』
と思って売ると、それから先が高い。
それも1割や2割でなく、倍とか、
もっとそれより上ということがしばしば起こる。

反対に買値を割って引かれているか株は、
1年たっても2年たっても、なかなかもとへ戻らない。
無理もない話で、半導体の株をみてもわかるように、
株価が下がったのは、過剰生産と円高でかり
業績が悪化したからであり、それが回復するまでには
2年も3年もそのお付き合いをさせられる。

もしそうだとしたら、買値を割ったら我慢をし、
買値を上回って儲けの幅が出てきたら売るのは
間違いかもしれない。」

その理由として邱さんは次のように述べています。
「まず第1に買値を割った株はボロ株である可能性が強く、
それをじっと持っているということは日本国中の
ボロ株のコレクションをやっているようなものである。
3年も、5年も、ひどいのになる戸10年も塩漬けにしておくと

その間に世の中がどこか違った方向に行ってしまい、
自分だけが取り残されてしまうこともあり得る。
海運株や繊維株を後生大事にもっていた人には
そういう傾向がなかったとはいえないのである。

反対に上がる株は、時流に乗った業績株であることが多く、
業績も上昇を続けるし、人気も集中する。
だから、500円で買った株が700円に上がったとたんに
慌てて売ったりしてしまうが、その後もじっと見ていると、
すぐ1000円になり、1500円になり、ものによっては
2000円にもなっている。」
(上記引用すべて『邱永漢のシルバーグレーの金銭学』)



戸田ゼミのご案内
○ 12月9日(土)東京で戸田ゼミ参加者忘年会を開催します。
○ 12月16日(土)東京で事業立て直し原則セミナーを開催します。
○ 12月17日(日)東京で新規事業企画セミナーを開催します。
○ 2007年2月8日(木)~12日(日)ベトナム(ホーチンミン)でセミナーを開催。
  (希望者はベトナムの証券会社の口座設定にご案内)
○ 2007年2月18日(日)東京で中国株・ベトナム株セミナーを開催します。
○ 2007年5月3日(木)~6日(日)香港・シンセンでセミナーを開催。
  (希望者はHSBC香港口座の開設にご案内)
○ 2008年8月の北京オリンピック見学を織り込むセミナーを北京で開催。
○ 随時、人生設計通信セミナーを開催します。
○ 随時、商売の原則通信セミナーを開催します。
○ 随時、株の原則通信セミナーを開催します。
○ 随時、不動産の原則通信セミナーを開催します。

各セミナーの詳細は左欄の「戸田ゼミスケジュール」をクリックしてご覧下さい。



執筆者:戸田敦也(2006年11月25日)

戸田ゼミ通信HOME >> 戸田敦也コラムトップページ >> 交流を楽しむ  450回〜
<< 前のコラム |第468回 株を塩漬けしている間に世の中が変わる| >> 次のコラム

■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com