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第453回 ベトナム12年ぶりに悲願を達成

ベトナムのことを書き続けているところに
一昨日の11月7日、WTO(世界貿易機関)が
ジュネーブで開かれた一般理事会で、
ベトナムの加盟を承認したというニュースが
飛び込んできました。

5年前の2001年11月月に中国がWTO、
そして今回ベトナムが加盟と、WTOという言葉が
よく話題になるようになってきましたが
そもそも世界貿易機関(WTO)とは何なのでしょうか。

貿易についての国際的な協定として以前はよく
GATT(関税と貿易に関する一般協定;General Agreement on Tariffs and Trade)
という言葉を聞きました。
調べてみるとWTOはそのGATTを引き継ぎ、
1995年1月に発足、本部はスイスのジュネーブに置いています。

このWTOは、各国が自由に
モノ・サービスなどの貿易ができるようにするための
ルール(各種の協定)を決める国際機関として機能し、
分野ごとに交渉や協議を実施する場が設けられていています。

いまこのWTOには現在149カ国が加盟し、
今回の決定により、今後ベトナムが国内手続きを経て、
遅くとも来年初頭までに、WTOの150番目の
正式なメンバーとなるわけです。

ベトナムは中国と同様、社会主義体制下で
市場経済改革を進めていますが、
海外からさらなる投資を呼び込むためにも、
また国際ルールにのっとった経済運営を行うためにも
WTOに加盟は不可欠の措置で、
初めて加盟申請を行ったのは
1995年1月だったとのことです。

数えたら加盟までに約12年たっているわけで、
今回ベトナムの長年の悲願が実現された
ということになります。



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執筆者:戸田敦也(2006年11月10日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com