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第449回 ベトナム料理は中華・フランス二大料理の混血
ベトナムの経済とか、株式投資の環境について
最近、調べたことを書いてきましたが、
ベトナムに行く楽しみは証券口座を設けて
ベトナムの会社の株を買えるように
することにとどまるものではありません。
ホーチミン市の景観やサイゴン川など
見たことのない風景に接するのも楽しみですし、
「ベトナム料理」を本場で味わうのも楽しみです。
世界中の街を歩き回り、各地でおいしい料理を
味わってこられている邱永漢さんが
昭和59年に日本経済新聞社から発刊された作品に
『食指が動く』という作品があります。
この本のなかで邱さんは「混血の味ベトナム料理」と
「香港に多い越南菜館」という2つのエッセイを
掲載されています。
「混血の味ベトナム料理」とはどういう意味でしょうか。
「ベトナムの料理は中華料理、わけても
広東料理の影響を最も強く受けている。
河粉(ホーファン)と広東人が呼ぶ米の粉でつくった
ヒモカワ状の食べ物は、ベトナム料理で、
麺やうどんの役割を果たしているし、
パリの中華料理はほとんどが
サイゴンからフランスに渡ったベトナム籍の
広東人によって経営されている。
そういう広東料理の影響圏内に、
フランス料理がフランス人の支配者たちによって
持ち込まれてきたのだから、ベトナム料理が
中華とフランスの二大料理のちゃんぽんになるのは当然であろう」
ベトナムが中国の広東省の南方に位置し、
またかつてフランスの殖民地であったことを
頭に入れると邱さんの文章が頭に入ってきますが
「ベトナム料理は中華とフランスの二大料理のちゃんぽん」
と言われるとこちらの好奇心が駆り立てられます。
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執筆者:戸田敦也(2006年11月06日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

