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第448回 上場株以外に株を買う方法もありますが・・・
ベトナムでは証券取引所に上場されている株を買うほか
別の形で株を買う方法が2つあります。
1つはOTC株と言われている未公開の株を買う方法です。
“OTC”とは”Over The Counter”の意味で
「店頭市場」と訳されています。
ただ、この取引は「売りたい人」と「買いたい人」が
サイトで相手を募り、メールや電話で連絡しあい、
実際にどこかであって交渉し、売買を成立させるものです。
株を買った人は株を売った人にお金を払い、
株主手帳をもらい、その後、一緒に
その会社を訪問して株主名簿を書き換えてもらいます。
このような形の投資はベトナムで生活し、
その習慣にも慣れて、友人も多少はいるといった
環境のもとで体験できるものですから、
ふだんベトナムと離れたところに住み、
ベトナムに友人もいなければ、
ベトナム語も話せないといった普通の日本人には
タッチすることが難しいと思います。
もう1つは国営企業が資金調達のため
証券取引所に上場するとか、既に上場している株の
追加募集するときに参加する方法です。
国営企業が株式会社化し、その株を証券市場で
売買できるようにするのが新規公開で
IPOと言われているものです。
IPO とはInitial(初期の)Public (公開の)Offering(売り物)
の略語で新規公開、つまり上場のことです。
また既に上場している会社が新たに株を発行したり
既に発行されている株を投資家に取得させて、
広く資金を募集する場合に行われるのが
POと言われているものです。
POとはPublic (公開の)Offering(売り物)の略語で
「公募・売出」と言われているものです。
このようなIPO(新規公開)やPO(公募・売出)に
参加して、株を買う方法もあるということです。
ただこちらも、日本人が手を出そうと思えば
かなり高くアンテナを張っておく必要があり、
まずは難しいと言うべきではないでしょうか。
ですから上場株以外に株を買う方法もあるけれども
普通の日本人にとってはベトナム株も、中国株と同じように
証券取引所に上場されている株を売買することが
中心になるのではないでしょうか。
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執筆者:戸田敦也(2006年11月05日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

