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第435回 日系企業のベトナム進出が活発化

前回、ベトナムの経済水準は低いけれども
2000年から7%前後の経済成長率を挙げている
と書きましたが、そんなベトナムに対し
外国企業の進出はどうなっているのだろうかと
いうことが頭に浮かびました。

というのは、中国の経済発展の過程を見ると
外国企業が進出し、資本や技術を移転したことが
大きく寄与しているように思うからです。

そこで、最近、日本の企業関係者から、
中国華南地区からベトナムの工場移転とか
アジアへの新規投資の分散化を検討している
といったことをしばしば耳にしますが、
実際のところはどうなのかを調べました。

その結果、明らかになったことは
現在ベトナムへの投資が急増している
ということです。

外国企業のベトナムへの投資は
1990年代半ばに第一次ブームが起きています。
その後、アジア通貨危機とそれに伴う経済停滞
などがあって投資は下降線を辿りました。

ところが2000年くらいから投資が上昇に転じ
いまは「第二次ベトナム・ブームが来ている」
と言われるくらいに活発化しています。

どういう国が投資しているのかというと
上位を占めているのは韓国、台湾、日本、香港です。
ただ、香港からの投資の中には
日系企業が含まれていて、実質的には
日本からの投資が一番最多いのではないか
との見方もされています。

外国の企業がどういう分野に
進出しているのかというと
韓国や台湾からの投資は縫製や靴など
労働集約型が中心です。
それに対して日本からの投資は
工業、中でも重工業が中心になっています。

もちろん、外国の会社は自分たちの利益のために
行動しているわけですがこういう動きは、
ベトナムの経済発展にとっても好ましいことで
有利な環境が整いつつあると思います。



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執筆者:戸田敦也(2006年10月22日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com