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第337回 いずれ外人投資家が中国株買いに出る
私は中国株の将来に対して
楽観的な見方をしています。
なぜかと言いますと、
いずれアメリカやヨーロッパの機関投資家が
中国の会社の経営力や技術力を高く評価し、
「21世紀の投資先は中国だ」
という考えにもとづいて、
中国株を買うようになる日が来る
と思っているからです。
そうなれば、中国株の世界で
予想もしなかったような大きな変化が
中国株の世界で起こるだろうと考えているのです。
このように想像するのは、
アメリカの機関投資家が
昭和50年代の後半期から
高度成長を遂げていた日本の会社の力を
高く評価するようになり、一斉に日本株を
買うようになったことを踏まえてのことです。
この頃に起こった東京証券市場での変化を
邱永漢さんは次のようにお書きになっています。
「昭和57年の確か10月9日であったろうと思うが
何の予告もなしに突如、株価がダウで150円あまり
上昇したことがあった。
それは穏やかな海に突如として
津波が起こったくらい唐突なことであった。
私は電気ショックでも受けたようにしばらくの間
物も言えなかった。
春の晴れ渡った空に突然、
春雷が鳴り響くことがあるが
それにも似たような啓示を私は受けた。
きっとこれから予想もできなかったような
新しい時代が始まるに違いない。
そう思って、私は私のところに集まってくる
友人たちにその日の日本経済新聞の相場欄を披露して
『この欄の中で一日で何十円も何百円も上がった株が
この次の相場でリード役をつとめるに違いない』と
力説した」(『株が本命』昭和63年)
これは昭和57年10月のある日
外人機関投資家が日本株を一斉に
買いに出たときの体験を
邱さんが感動的に伝えてくださる文章ですが
これと同じようなことが、いつか
中国株の世界においても
起こるだろうと私は見ているのです。
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執筆者:戸田敦也(2006年07月17日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

