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第332回 孫文の生まれ故郷「中山」も新興発展都市

「虎門鎮」のあとは「中山市」を通ります。

この「中山市」は「孫文」の生まれ故郷です。
「孫文」は清朝を打倒し、中国民主主義革命に
従事した代表的な存在で、国父といわれている人です。

中国のあちこちの都市の地図を見ていると、
どこにも「中山公園」とか「中山記念堂」とか
言う場所があり、「中山」って何っだろうと
思ったことがあります。

そう思ってガイドブックを読んでいると
国父「孫文」はまたの名を「孫中山」といい、
この「中山」にちなんで、「中山公園」とか
「中山記念堂」とかという名前がつけられたのですと
説明を受けたことがありますが、
この「中山市」という地名も「孫中山」に
ちなんでつけられたとのことです。

また、「中山市」は「華僑のふるさと」
(「僑郷」)の一つだそうです。

華僑のふるさとと言えば
福建、広東、広西の華南一帯ですね。

時は、19世紀末後半から20世紀初頭の頃こと、
世界の各地で未開地の開発が行われました。
アメリカ横断の鉄道建設、
カリフォルニアにおける金鉱の採掘、
フィリピンの開発、オーストラリアにおける
黄金ラッシュなど。

こうした開発のための労働力の宝庫として
その需要を一手に引く受けたのが
華南一帯の地域でした。

このように、「中山市」は
この孫文の生まれ故郷であり、
華僑のふるさの1つですが
いまは国家級の開発区が設置され、
新エネルギー、新素材、電子情報などの
ハイテク産業が集まり、日系企業をはじめ
外資系企業も数多く進出しているとのことです。

また、農業や養殖もさかんで、
香港やマカオなどへの食材の
供給拠点にもなっているようです。

この街も今は広東省のなかで
めざましい経済発展を続けている
街の1つになっているようで素晴らしいことです。

車窓からどんな風景が見えるのか
楽しみです。



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執筆者:戸田敦也(2006年07月12日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com