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第268回 人民元は強い通貨に向かってまっしぐら
平成9年に出版された『ダメな時代のお金の助け方』で
邱永漢さんはお金を投資をする先は
「通貨が強くなる可能性を秘めた発展途上国に限る」
とおっしゃいました。
その頃の中国の外貨準備高は1400億ドル程度で,
設備を買ったり、原料を仕入れたりする外貨に
事欠く状態でした。
しかし、中国からの輸出が好調で
中国の外貨準備高は急速に増えてきました。
その推移を見ると概数ですが、
2002年末 2800億ドル
2003年末 4000億ドル
2004年末 6000億ドル
と上昇の一途を続け、
中国の外貨準備高は
2005年6月末の時点で、
香港を合わせると日本を抜いて、
世界一になりました。
続いて、今年の2月末にha
中国の外貨準備高は8536億ドルとなり、
中国単独で外貨8500億ドルの日本を抜きました。
こうした中国の外貨準備高急増の背後で
アメリカやヨーロッパ諸国との間で
貿易のアンバランスが起こり、
貿易摩擦をひき起こしています。
このためその緩和策として
昨年7月に中国の人民元の切り上げが
実施されました。
でも人民元の切り上げが2%程度で、
現在の中国企業の競争力と
アメリカやヨーロッパ諸国との間の
貿易の不均衡の状況からすると
軽微なものでしたから、
人民元は今後、一層の切り上げが
行われるだろうと見られています。
このように中国、人民元の動きを
10年くらいのタームで見ると、
強い通貨に向かって走り続けていることが
はっきり読み取れます。
戸田ゼミのご案内
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講演者:原宿で不動産業を営む浜崎和美さん(ハマサキ不動産社長。29歳) 。
http://www.hfu.jp/2006/index.htm
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執筆者:戸田敦也(2006年05月09日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

