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第271回 冬のあとには春の訪れがあります
中国の外貨準備高が8500億ドルを越え、
日本を抜いて世界一となったということは
中国がいま世界中で一番経済が
成長している国だということです。
こうした中国の成長ぶりを見て
お金を増やすなら、経済が伸びている
中国で動かすのがいいのではないかと考え
中国の会社の株を買う人が増えています。
ただ、成長著しい中国の会社の株を買えば
翌日からすぐ、いい目に会えるかというと
そうは言えません。
株を買った翌日には値が上がるより、
下がることの方が多いのです。
そして買った時期によっては
買ったときから株価がずるずると
下がり続けることがあります。
この2,3年ごの間に中国株を買った
人の中には、そういう体験させられた方が
多いのではないでしょうか。
株は上がったり下がったりしながら、
1つの方向に向かって動くという
習性を持っています。
この2,3年前に中国の会社の株を
買われた方々はタイミングとしては、
株価が上がったところで買いを入れ
その後は、値が下がり続ける局面に
付き合わされた人が多いかもしれません。
こういうことは時間がたって
はじめてわかることではありますが、
どうしてこういうことになったのでしょうか。
新聞や雑誌や株の本などから
中国株が好調だというを聞き
それに刺激されて走った
ということはありませんか。
実は新聞や雑誌が騒ぎ出すときは
株価が上昇軌道に乗っているときで、
それらに刺激されて株を買うと、
買った時が株価が頂上にあったときだった
ということがしばしば起こるのです。
ですから、これからは反対の動きを
するのが良いのだということを
教訓として頭に刻み込むと
いいと思いますが、
でも嘆き悲しむ必要はありません。
寒い冬のあとには暖かい春が
やってくるというのが世の習いです。
昨年末あたりから、中国の会社の株が
値をあげるようになってきました。
株を買った会社の業績が良ければ、
株価や配当の面で、良い目に会える
日が近づいているとみています。
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執筆者:戸田敦也(2006年05月12日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

