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第209回 財産対策への努力が欠かせません
老後を楽しく生きるためには
やはりお金が必要です。
だだこの点については多少の
注釈が必要です。
年をとると、子供の養育や学資の調達が
必要であった頃と比べると、
お金の支出はうんと少なくなるのです。
子供たちが、学校を卒業し、
仕事を持ち、お金を稼ぐようになりますから
その時から、子供にかかっていた
お金がかからなくなります。
また家を手に入れるために借りた
お金の返済を、毎月続けますが、
そのローンの返済も所定の日に
完了し、その時から返済額の支出が
なくなります。
一方、新しい支出が起こってきます。
若いときは、概して健康で、
多少、健康を損ねることがあっても、
常時治療にお金がかかる
ということはあまりありません。
しかし、年をとると、身体の機構に
不具合が起こり、それが慢性化しますので、
そのケアに常時お金がかかります。
また若いときに手に入れた建物は
少しずつ老朽化しその修理に
お金がかかるようになります。
そして大きな変化は
一般的に年をとると
働く場がなくなったり、
働く機会を得たとしても収入が
うんと減るということです。
ですからお金の支出は少なくなるけどが
反面入ってくるお金も小さくなるというのが
年をとってから見る風景で
旅に出るとか、おいしい物を
食べるとかして、老後を楽しむには
やはり相応のお金の支えが不要です。
そのためには、やはり中年の時から
財産づくりに取り組んでおくことが必要です。
また年をとってからも、変化に応じながら
財産の運用を行うという工夫が
欠かせません。
いま財産づくりに励んでおられる
皆さん、豊かな老後を目指し、
努力を続けてください。
また財産運用に心がけている
ご年配の方々、良い成果が
挙げられるよう勉強を続けましょう。
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執筆者:戸田敦也(2006年03月11日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

