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第199回 「先見力を発揮するための要件」

「先見力を高めるにはどうしたらいいか」
というテーマで文章を書き続けてきましたが、
常々注目している人が、このことをテーマにして
どうことを書いているか知りたいと思い、
本棚から大前研一さんの『考える技術』
という本を取り出しました。

この本のなかで大前さんが
「先見力」について書いていたように
思ったのですが、記憶は正しかったです。

大前さんは

「携帯機器が5年後にどうなっているか
考えてください」

「今から5年以内に新たに家庭内において
普及しているIT機器は
どんなものだと思いますか?」

といった問題を提起し、その問題について
ご自分の考えを披瀝しています。

そして先を読むということにして
成功するための必要な要件について
次のように書いています。

(1)事業領域が明確に定義されている。
   
(2)現状の分析から将来の方向を推察し、
  因果関係について簡潔な論旨の仮説を立てられている。

(3)自分のとるべき方向について
  いくつか可能な選択肢があっても、
  どれか1つに集中している。

(4)基本の仮定を忘れずに、
  状況がすべて変化した場合を除いて
  原則から外れない。

という具合で、書かれていることは
なかなか有益です。
「先を読む力を高めたい」、
「新規事業のヒントをみつけたい」
と思っておられる方には
お奨めの本です。



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執筆者:戸田ゼミ運営係(2006年03月01日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com