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第175回 上海、深セン、香港の各証券取引所の今後

同じように中国株を買っている人でも
いつごろ、どの種類の株を買ったかで
中国市場に対する印象が異なると思います。

1990年12月に上海証券取引所が設立され、
翌91年7月に深セン証券取引所が設立され、
上海A株と深センA株の取引がはじまり
翌92年2月 に上海B株と深センB株が上場して、
外国人も中国の会社の株を買えるようになりました。

この頃に中国の株に関心を持ち、
証券会社に走った人が手に入れられたのは
上海B株か深センB株です。

香港H株が上場されたのは、
上海B株と深センB株が上場した
翌年の1993年7月のことです。

その後、日本の証券会社で
中国株を扱う会社が増えてきましたが、
扱うのは香港H株だけという会社もあり、
これからの会社を通じて株を買われた人が
手に入れたのは当然ながら香港H株で、
B株なんて買ったこともないし、また
よく知らないという人も多いと思います。

さて外国人が買える中国株の
上場の流れを見ると
B株に関しては2000年10月に
深センB株で上場があってから
以降新しい会社の上場はありません。

それに対して香港市場では、
上場があいつぎ、昨年末には
中国建設銀行のような大型企業の
上場がありました。

これからも中国の銀行などの
上場は香港市場で行われることが予定され
中国の会社にとっては香港証券取引所が
上場の桧舞台とみられている感があります。

一方、上海証券取引所と深セン証券取引所は
B株のA株との統合されるとなれば、
これからはA株を取り扱う証券取引所として、
その機能を高めていくと考えられます。

中国経済が発展のなかで、
上海、深セン、香港の各証券取引所が
それぞれを変化させながら
発展していくように思えます。



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執筆者:戸田敦也(2006年02月05日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com