戸田ゼミ通信HOME >> 戸田敦也コラムトップページ >> 交流を楽しむ  150回〜
<< 前のコラム |第172回 B株がA株より株価が低いわけ| >> 次のコラム

第172回 B株がA株より株価が低いわけ

いまA株とB株を同時に発行している会社の
それぞれの株価を比較すると、
総じてB株の方が安いです。

深センB株の万科企業のように
B株の方がA株より高い会社が
ないわけではありません。
でもこれ極めてまれな例で,
こうした例外を除けば
B株はA株より株価が低いです。
どうしてこうなっているのでしょうか。

中国の上海証券取引所と
深セン証券取引所の両所で
海外投資家専用のB株市場が
開設されたのは1992年のことです。

その目的は設備や原料を
購入するために必要な外貨を
調達することでした。

こうした目的をもって誕生したB株は
A株と額面も配当金も同じで、
生まれた時は株価も当時の為替レートで
換算すれば同じ額でした。

ところが外国人の目で見ると
中国の会社には問題点があります。
会計のルールが納得的でないとか、
情報の開示が十分でないとか、
経営者の姿勢が信用できない
といったことです。

こうした外国人の辛い評価から
いつしか、B株がA株に比べ
低く根づけされる傾向が生まれてきました。

ただ2001年の2月に外貨を持つ中国人は
B株を買っていいというお触れが出、
そのあとB株は一挙に暴騰しました。

このため、A株とB株の格差は
ぐっと小さくなりましたが、
時間がたつうちに、両者の格差が
また大きくなっているのです。

春節明けからの相場で、
この格差がどうなっていくのか
見守って行きたいと考えています。



戸田ゼミのご案内

○ 2月4日(土)東京で東京周辺の投資向きマンション視察セミナーを開催します。
○ 2月5日(日)東京で邱さんの株式投資ヒストリーセミナーを開催します。
○ 2月12日(日)福岡で経済設計セミナーを開催します。
○ 2月20日(月)東京で中国株銘柄研究セミナーを開催します。
○ 2月26日(日)東京で中国株銘柄研究セミナーを開催します。
○ 2月27日(月)東京で人生設計セミナーを開催します。
○ 随時、人生設計通信セミナーを開催します。
○ 随時、株の通信学習セミナーを開催します。

各セミナーの詳細は左欄の「戸田ゼミスケジュール」をクリックしてご覧下さい。


執筆者:戸田敦也(2006年02月02日)

戸田ゼミ通信HOME >> 戸田敦也コラムトップページ >> 交流を楽しむ  150回〜
<< 前のコラム |第172回 B株がA株より株価が低いわけ| >> 次のコラム

■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com