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第171回 A株とB株の格差の調べ方

A株にくらべB株が相対に安いというのは
皆さんよくご存知のことです。

安いB株がA株と一緒になれば、
B株の株価がA株の株価に
近づくことが予想されますので,
それなら安いB株を買おうか
という気を起こされる方が
おられるかもしれません。

どのくらい安いのか知るには
次のような方法があります。
1つは「内藤証券」のHPを開くことです。
そこに「中国株マーケット情報」という
欄があり、それををクリックすると、
「B・H株とA株価格比較表」
という欄があります。

また「アイザワ証券」のHPを開くと
「アジア株情報」という欄があり、
それをクリックすると「株価比較表」が出て
A株とB株の対比が出ています。

これらの表を見ると、A株とB株を
発行している主要銘柄について
A株とB株の比率が示されています。

いま掲示されている表を見ると、
1月25日の時点で、上海B株のなかで
格差が大きい株として
「上工申貝(集団)」(900924)という株があり、
B株の株価が0.201 USDで、A株の株価は
その2.68倍であることがわかります。

また深センB株のなかで、格差が大きい株として
「*ST深セン中国自転車」(200017)があり、
B株の株価は0.85HKDで、A株の株価は
その2.2倍であることがわかります。

ちなみに、この「深セン中国自転車」
という銘柄の頭には「*ST」というマークがついています。
「ST」というのは「Special Treatment」の略で、
2年連続赤字決算の場合に指定されるマークです。
STの表示は「ST」と「*ST」の2種類あり
「*ST」の方が「ST」より
上場廃止に近い銘柄とされています。

この例が示すように
A株とB株の格差が大きい会社は
総じて、業績が良くありません。
業績の良い会社の株は
A株とB株の格差が小さいです。

ですから、単純に格差が大きい会社が
買いだとは言えません。

邱さんは銘柄を選ぶ時は、
「成長業種であるか」
「業績が年々伸びているか」
「配当がなされているか」
「経営にトラブルがないか」
というようなことを考えるのがいいと
おっしゃっています。

ですからA株とB株の格差については、
これらの判断基準とあわせ考える
1つの基準とするのがいいと思います。



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執筆者:戸田敦也(2006年02月01日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com