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第169回 中国株が動き出しました

株を商売にしている人は
株が上向きになったときに
集中的にセミナーを開きます。
株高が人をひきつけ、
たくさんの人が集まるからです。

でも、そういう時は株価がピークに
近づいているときであるかもしれず、
セミナーで景気のいい話を聞き、
急いで株を買ったら株が下がってしまったと
人を困らせることになる可能性があります。

私の場合はそうした商売上の制約は
全くなく、できれば、セミナーのあとで
参加いただいた人に喜んでいただけると
いいと考え、中国株が悪い時期に
株の話をすることにし、昨年、11月5日、大阪、
11月6日名古屋、11月25日と12月23日
それぞれ東京で中国株の銘柄選択を
テーマとするセミナーを開きました。

そのとき、興味をひく中国株として
25の銘柄を取り上げました。
今年に入って、そのとき、セミナーに
参加いただいた人たちから、
セミナーに出た頃から株があがりだしたと
伝えていただいていましたので、
中国株が上昇ムードに転じていることは
感じてはいました。
が、しっかりと株価の動きを確かめたのは、
1月28日の東京でひらいた中国株セミナーの
ほんの数日前のことです。

昨年の11月25日セミナーのときに使った
データをを取り出して、
株価の動きをチェックしました。
そしてわかったことは、25の銘柄のうち、
株価が下がっているのはたったの一銘柄で、
それ例外の24銘柄はすべて上昇に転じている
ということです。

こうなると、選んだ株が適切であったとは
必ずしもいえず、言えるとしたら、
セミナーを開いた頃が、たまたま
株が「陰」から「陽」に転じる時期であった
ようだということです。

やっぱり株のセミナーは、
株が悪い時に開くのがいいと思ったことでした。



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執筆者:戸田敦也(2006年01月30日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com