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第161回 成熟化、国際化も日本における大潮流
私が今の時代を支配している潮流が
「成熟化、老齢化、国際化」
であると教えていただいたのは
『邱永漢の株入門』という本です。
この本は昭和58年12月に出版されましたが、
邱さんがそのころ、日本に影響を与える
大きな動きとしてこの三つをあげたのです。
ここで「成熟化」とは、
物をたくさん生産する体制が整い、
物に対してさしたる価値を置かなくなる反面、
精神的な満足を求める動きが出てくるなどの
動きをさしています。
また「老齢化」とは
日本国民の平均年齢が高くなり、
このことが産業や文化に影響を与え、
食生活から年金制度や医療制度にまで
変化をもたらす動きのことです。
そして「国際化」とは
諸外国との関係に関することで、
経済が発展するにつれ、
多様化していく動きのことです。
こうした流れを邱さんが指摘をして
ほぼ四半世紀がたちました。
この間、「成熟化」、「老齢化」、「国際化」
に向かって日本の社会が動いてきましたが、
この動きはこれからも日本を動かしていく
潮流であり続けると私は考えています。
ですから、これからも新しい仕事を創り出したい
と思う人にとっては「老齢化」のほか
「成熟化」、「国際化」も、仕事の内容を
考える上で重要な参考になると思います。
ちなみに、『邱永漢の株入門』とほぼ
同じ時期に書かれた『邱永漢の商売入門』にも
次のように同じ趣旨のことが書かれています。
「いま日本の国は、1つは成熟化社会、
1つは老齢化社会、もう1つは国際化社会という
ところに動いています。日本の国を洗っている
三大潮流といってもいいと思います。
この三大潮流の中の1つに合っても商売ができるし、
二つに合ったらもっといい商売になる。
三つ合えば、たいへんなアイデア商売が
うまれるのではないでしょうか」
なおその後『邱永漢の株入門』が改定されて『株の原則』が、
また『邱永漢の商売入門』が改定して『商売の原則』が
発行され、またそれぞれ文庫本が出版されましたので、
これらの文庫本を読めば、今回私が紹介した文章に
接することができます。
戸田ゼミのご案内
○ 1月28日(土)東京で中国株銘柄研究セミナーを開催します。
○ 2月4日(土)東京で東京周辺の投資向きマンション視察セミナーを開催します。
○ 2月5日(日)東京で邱さんの株式投資ヒストリーセミナーを開催します。
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執筆者:戸田敦也(2006年01月22日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

