戸田ゼミ通信HOME >>
戸田敦也コラムトップページ >>
交流を楽しむ
100回〜
<< 前のコラム
|第143回 「内なる声」は「心の奥のうずき」|
>> 次のコラム
第143回 「内なる声」は「心の奥のうずき」
前々回から紹介している『「人間らしさ」の構造』
という本で著者の渡部昇一さんは、ご自身の教え子で、
どうしてもアメリカに留学したいと思っているが、
両親が心配しているので渋っているという女子学生がおられ
その方から相談を受けたときの話を
次のように紹介されています。
「私はこう答えた。
『今晩ひとりになって心の奥に耳を傾けなさい。
そうして心の底に本当にアメリカに行きたくて
うずくものがあったら、改めて相談に乗りましょう』
その後まもなく彼女はまたやってきて、
『うずくものがあります』と言う。
私は彼女にさらに尋ねた。
『そのうずきがとまらない限り、
どうしても幸福になれないようにおもいますか。』
彼女はどうしてもアメリカに行かない限り、
そのうずきはとまりそうもなく、そのうずきが
とまらない限り幸福になれない気がする、と言う。
『そういうのだったら、もう一度ご両親にお願いしてみなさい。
ご両親の心配なさるようなことは、あなたがしっかりしていれば
だいじょうぶなわけですから。』
そして彼女は留学し、ちゃんと卒業して帰ってきた。
帰朝の挨拶に来たとき、
『どうです、もううずきはとまりましたか。
と私が聞くと、にっこりして、
『はい、とまりました。』
という。それどころか、彼女は留学中に、
アメリカに行っていた男性として知り合いになって、
結婚したのである。そしていまでは彼女は、
一部上場会社の社長夫人として幸福そうである。
彼女のアメリカへのうずきは、彼女の自己実現のためのうずきで
それが彼女の女としての幸福を開く契機ともなったのである。」
(渡部昇一『「人間らしさ」の構造』)
この話を読めば「内なる声」とは
心の中で「うずいているもの」をさすようで、
とてもわかりやすく解説してくれます。
このように「内なる声」という概念を
紹介してくださった渡部さんの
『「人間らしさ」の構造』)という本は
私が「生きがい」というものを勉強するなかで
出会った秀逸の著作の一冊です。
人間の心理構造がわかったような
気にさせてくださり、また実地で活用できる
有益なノウハウを提供してくれているからです。
私が行っている人生セミナーでは
自分が実際にであった著作の中から
学んだ深い知恵やヒントを参加される方々に紹介し、
それぞれ人生をより充実したものとするために
役立てていただくようにしています。
戸田ゼミのご案内
○ 2006年1月7日(土)8日(日)東京で人生設計セミナーを開催します。
○ 2006年1月28日(土)東京で中国株銘柄研究セミナーを開催します。
○ 2006年2月12日(日)福岡で経済設計セミナーを開催します。
○ 随時、人生設計通信セミナーを開催します。
○ 随時、株の通信学習セミナーを開催します。
執筆者:戸田敦也(2006年01月04日)
戸田ゼミ通信HOME >>
戸田敦也コラムトップページ >>
交流を楽しむ
100回〜
<< 前のコラム
|第143回 「内なる声」は「心の奥のうずき」|
>> 次のコラム
邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

