戸田ゼミ通信HOME >>
戸田敦也コラムトップページ >>
交流を楽しむ
100回〜
<< 前のコラム
|第127回 「辛抱も大切だが見切りも必要」|
>> 次のコラム
第127回 「辛抱も大切だが見切りも必要」
日本の株であれ、中国の株であれ、
株を買った後に誰もが直面することに一つは
買った株が買値を下げ、塩漬けのような状態で
株をもち続けることだと思います。
こうした状態からうまく抜けでる方法について
邱さんが過去の本で言及されているのではないか
と思って『株が本命』のページを繰ったら、
次のようなアドバイスに出会いました。
「買った株を自分の買値より下がったところで、
見切って売るくらいつれないことはない。
どうしてこんなことになったのだろう、と反省してみる。
すると、景気の下降する方向をよみきれなかったとか、
その業界の不況振りを見誤ったとか、
高値掴みをしたことをその時は気がつかなかったとか、
思い当たることが次々出てくる。
そういうときに、塩漬け覚悟で、もっと辛抱するか、
それとも思い切って投げてしまうか、
は思案のしどころであろう。
株は下げればいつかは上げるものだから、
じっと辛抱をすれば、そのうちに元へ戻ることが
考えられる。しかし、下げている間は、
『いつまで続くぬかるみぞ』という感じがするから
一日も早くこんなぬかるみから抜け出たい
という心理にとりつかれる。この株は、買い方を
間違えたのだから、この際、潔く叩き売ってしまって
もっと早く上がりそうな株に乗りかえた方がいいのではないか。
そう思ったとしても、決して間違って要るとはいえない。
(中略)
辛抱強く待つのもよいが、3年も5年もかかって
やっと元値に戻った頃には、よく 走る株なら
もう姿の見えないところまで走っている。
人間、辛抱も大切だが、損をすることが嫌さに、
値下がりして、あまり将来の見込みのない株にいつまでも
しがみついているのもどうかと思う。
いっそこの際思い切って見切りをつけたらどうだろうか。
株で成功するためには、1回執念も必要だが、
別の面では見切りも必要ではないか。
兜町ではそういうきっぱりした態度を珍重して
『見切り千両』という言葉を使っている。
如何に見切ることが難しいことか、逆にいえば
見切ることができれば、如何にお金儲けの
チャンスに恵まれることになるか、示唆している
ようで面白い」(『株が本命』)
本当に邱さんの著作は知恵の宝庫ですね。
この文章は22章「短期勝負の株は『見切り千両』が大切」
に書かれています。この本をお持ちの方はこの章の文章を
再読されることをおすすめします。
戸田ゼミのご案内
○ 12月23日(金・祝日)東京で中国株銘柄研究セミナーを開催します。
○ 2006年1月7日(土)8日(日)東京で人生設計セミナーを開催します。
○ 2006年1月28日(土)東京で中国株銘柄研究セミナーを開催します。
○ 2006年2月12日(日)福岡で経済設計セミナーを開催します。
○ 随時、人生設計通信セミナーを開催します。
○ 随時、株の通信学習セミナーを開催します。
● 香港、深センセミナーは延期します
中国おける鳥インフルエンザ発生のため延期することにしました。
ご了承いただきますようお願い申し上げます。
執筆者:戸田敦也(2005年12月19日)
戸田ゼミ通信HOME >>
戸田敦也コラムトップページ >>
交流を楽しむ
100回〜
<< 前のコラム
|第127回 「辛抱も大切だが見切りも必要」|
>> 次のコラム
邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

