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第121回 IT関連株は期待に反した動きです
私たちは中国で成長率が高いと思われる株を探します。
その際、アメリカや日本で起こったことが
いずれ中国でも起こるのではないかと考え、
アメリカや日本で証券市場の模様を一変させた
IT関係の会社が中国で伸びるのではないか
という考えが頭に浮かびます。
中国で、IT関係企業として名が知られているのが
中国最大手PCメーカーである「聯想集団」
(レノボ:コード香港上場0992 )や
ソフトウエア開発の「方正控股」
(ファウンダー、レッドチップ:0418 )です。
後者の「方正控股」は
北京大学の教授が発明したものを
北京大学が企業化してつくった会社で、
邱永漢さんが、3,4年前
「かつては10ドルもしていた株が
2ドルに下がっている。
大学がやっていることだから、
中国を代表する先端技術を
売る会社になるのではないか」
という期待を寄せ、ご自身お買いになり、
周囲の人にも紹介されました。
これにはなるほどとうなずく多かったと思います。
私や私の友人たちも、この邱さんの紹介に
うなづき、この会社の株を買いました。
しかし、その後、「方正控股」は業績が振るわず、
昨年のこと、邱さんが、「こういう会社が業績をあげるまでに
時間がかかる。その前に、目の前で業績を伸ばす会社が
たくさんあるのことで、そちらに乗り換えることにした」
と保有していた「方正控股」を売却したことを
明らかにされました。
またパソコンメーカーの「聯想集団」は
昨年末、IBMのパソコン部門を吸収し、
世界中の人を驚かせました。
しかし、業績面で大きな改善はみられず
株価は低迷状態が続いています。
これら例が示すように、
私たちが頭で描くことがそのまま
現実のものになるわけではありません。
実際に起こっていることを確認しながら
私たちの見方を逐次、修正必要があります。
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中国おける鳥インフルエンザ発生のため延期することにしました。
ご了承いただきますようお願い申し上げます。
執筆者:戸田敦也(2005年12月13日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

