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第120回 中国では銀行業も成長業種です

中国では長年、国営企業による
非効率な経営が行われてきたため
銀行は膨大な不良債権をかかえ、
そのため、中国の金融業界は近代化が
遅れている業界の一つと言われてきました。

しかし、経済が発展する過程では
どの企業でも設備投資が活発に行われ
膨大な投資資金が必要になるため
そうした企業に資金を安定的に供給する
役割を果たす銀行には健全経営と
システムの近代化が求められます。

そこで、中国の金融システムの
管理、運営に当たる四つの国有商業銀行、
「中国銀行」「中国工商銀行」
「中国建設銀行」「中国農業銀行」のうち、
インフラ建設のための資金管理・融資を担当する
「中国建設銀行」 (チュウゴクケンセツギンコウ:香港H株・0939)
において、2003年、2004年に政府主導で
不良債権処理が進められ、また米国の
バンク・オブ・チャイナに資本参加を得、
去る10月27日に香港市場に上場しました。

この「中国建設銀行」の上場に続き、
来年には、「中国銀行」、再来年には「中国農業銀行」と
国有商業銀行の香港市場への上場が予定されています。

こうした措置によって、中国の銀行は
経営の健全化と近代化を進め、
企業への資金を供給することによって
様々な分野での事業に関与し、その過程で
多くの利益を獲得していくことが予想されます。

そういう意味で中国では銀行業は
成長業種の一つであり、銀行株は長期スタンスで
保有する価値がある株の一つだと思います。


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  ご了承いただきますようお願い申し上げます。


執筆者:戸田敦也(2005年12月12日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com