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第92回 株を買うのは低迷期が適しています
株式市場が活況を呈しているときは
株を買うのを控えるのがいいと言いました。
ではどういう時が株を買うのに良いと
考えているのかと言いますと、
株式市場がすっかり低迷して、誰もが
株のことを話したがらないような時です。
株が低迷している時は、だいたい、
どの株も株価が安くなっています。
業績の良くない会社の株だけなく、
良い会社の株も安くなっています。
市場が賑わっていた時の株価のことを
覚えている人から見ると、
こんなにも安くなっているかと
ビックリするくらい値を下げています。
こういうときに、内容の良い会社の株で
安くなっている株を買っておくと、
株が戻り足になってきたとき、
買ったときの株価のⅠ.5倍とか
2倍になるなる場面に出会える
可能性が生まれてきます。
もっとも株価が底面し、
市場に人が寄り付かないような時期に
株を買うのは心もとないことで、
株を買ってみようといった気に
なりにくいことも事実です。
また、いつ株価が息を吹き返すのかは
わからず、相当長い間、待たされる
ことになるかもしれません。
でも、低迷している株式市場も
いつまでもそうした状態を続けるわけでなく、
何かが弾みになって、動き出すときがきます。
一端、市場が賑わいだすと、
こうした動きにつられて、
お金が株式市場の方に向かって動いてきます。
そのため、毎日の出来高が増え
株価があがり続けるようになり、
株価が買ったときの1.5倍とか2倍になる
場面に出会える可能性が生まれてくるのです。
私は、割りに欲深い方で、
1割とか2割とかの儲けでは
儲かったような気持ちにならない方なので
待たされる時期が長くなることは覚悟した上で
株価が低迷したときに株を買うのがいいと
考えているのです。
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執筆者:戸田敦也(2005年11月14日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

