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第101回 鉄鋼会社の配当利回りは高水準です

中国は1996年に1億トンの粗鋼を生産して
日本を抜き、2002年には1億8千トンを生産し、
生産量はこの6年で約2倍になっています。
建設、家電、自動車、造船と
鉄鋼製品に対する需要が旺盛だからです。

この鉄鋼製品を生産する会社で、
外国人がその株を買える中国の会社は
「鞍鋼新軋鋼」(アンガンニュースチール0347)と
「馬鞍山鋼鉄」(マーシャンアイロン 0323)
の2社です。

この2社の財務指標を
「中国企業情報2005年下期版」で確かめると
一株がどれだけ利益をあげているかを示す
一株当たりの利益(=純利益÷発行済み株式数)、
EPS(Earnings Per Share)と言われる指標ですが
「鞍鋼新軋鋼」0.60元
「馬鞍山鋼鉄」0.55元
で、一株当たりの配当金額は
「鞍鋼新軋鋼」0.3元
「馬鞍山鋼鉄」0.22元
となっています。

また株価が
「鞍鋼新軋鋼」3.95HKD
「馬鞍山鋼鉄」2.95HKD
で、配当利回り(配当金額÷株価)は
「鞍鋼新軋鋼」7.13%
「馬鞍山鋼鉄」6.96%
です。

このように中国の鉄鋼会社の
配当利回りは高水準です。

鉄は家電や自動車などの生産や
道路や港湾などのインフラ整備に
使われる基礎素材で、中国では
これら鉄を必要とする経済活動が活発ですから
鉄鋼会社は引き続いて高水準の業績を
挙げていくと私は考えています。


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執筆者:戸田敦也(2005年11月23日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com