戸田ゼミ通信HOME >>
戸田敦也コラムトップページ >>
交流を楽しむ
50回〜
<< 前のコラム
|第75回 継ぎ目継ぎ目をよく分析して、その先を予測する|
>> 次のコラム
第75回 継ぎ目継ぎ目をよく分析して、その先を予測する
邱永漢さんは、昭和47年、
台湾に帰って事業を展開するときに、
将来を判断するとき物差しに使った
三つ目のものは次のようなの形での
将来予測です。
「昨日と今日の継ぎ目を見て、
その先を予測することである。
私は人間は前を向いて歩いているのではなくて、
過去のほうを向いて未来に向かって
あとずさりしているようなものだと思っている。
過去のことはすべてデータが揃っている。
どんなことが起こったか、記録を見たらすぐにわかる。
しかし、うしろに目がついていないから、
あとずさりをしながら未来は見えない。
未来は見えないこれども,視界の届く範囲内の風景は見える。
その先の風景については、風景の移り変わりを見れば、
その先の変化について大体、想像がつく。
平地が続いておれば、突然、山にはならないだろうし、
作物にどんなものができているかを見れば、
温帯か、それとも寒帯か、一目見てわかる。
緑がずっと続いておれば、あるていど明日の形が見えてくる。
たとえば、手でお尻を拭いていた人が突然、
上質のトイレット・ペーパーでお尻を拭くことにはならない。
紙に変わるにしても、ザラザラの紙になって、次にチリ紙になって
やっとトイレット・ペーパーに変わる。
テレビが普及する場合でも、いきなり衛星放送にはならない。
白黒テレビがあって、それからカラーテレビになって、
それから衛星放送に変わって行く。
それと同じように、それから十年先に起こることを知りたければ、
過去の十年を振返って、継ぎ目継ぎ目を
よく分析してみるのが効果的である。」
(『アジアで一旗』)
これまで三回にわたって、邱さんが昭和47年の
台湾で、それから10年のうちに成長するであろう産業を
予測したときに使った物差しを紹介しましたが、
邱さんは「なかには失敗したものもあるが、
そのほとんどが予想通りになった」(「アジアで一旗」)
と書いておられます。
戸田ゼミのご案内
(1)11月5日(土)大阪で経済設計セミナーを開催します。
(2)11月6日(日)名古屋で経済設計セミナーを開催します。
(3)11月26日(土)東京で中国株投資セミナーを開催します。
(4)11月27日(日)東京で中国株投資セミナーを開催します。
(5) 2006年1月7日から9日、香港、深センセミナーを開きます。香港で会食し、深セ ンでセミナー(香港および深センで活躍されている方々の講演会)を開きます。香港、深センに関心を お持ちの方および華南地域でご活躍されている方々を対象に開催します。
(6) 2006年2月12日(日)、福岡で経済設計セミナーを開催します。
以上のセミナーの概要と参加申し込みの方法は
左の「戸田ゼミスケジュール」に記載しています。
ご関心をお持ちの方々のご参加をお待ちしています。
執筆者:戸田敦也(2005年10月28日)
戸田ゼミ通信HOME >>
戸田敦也コラムトップページ >>
交流を楽しむ
50回〜
<< 前のコラム
|第75回 継ぎ目継ぎ目をよく分析して、その先を予測する|
>> 次のコラム
邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

