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第51回 新規事業づくりは「創業」の仕事です

「創業」と「守成」という言葉があります。
辞書で調べると
「創業」とは「事業を始めること」
「守成」とは「創業の後を受け、その事業を固め守ること」
とあります。

「守成」の仕事はしっかりと基盤が出来きた事業を
継続、発展させることです。
今日の仕事が明日の仕事につながり、
また明日の仕事が明後日の仕事につながり
継続性があり、体験の積み上げがあります。

自分などが22歳から49歳までの
会社生活のなかで体験したことを振りかえると
22歳から40才までは「守成」の仕事の連続でした。

一方、40歳から49歳から体験したのは
新規事業を考え出す仕事で
「創業」の部類に属す仕事でした。

「創業」の仕事とは世の中で受け入れられる
新しい事業を創り出すことです。
考え出した事業がうまく世の人から
受け入れられるかどうかは
実際にやってみないとわかりません。
うまく受け入れられたら合格ですが、
人からソッポを向かれたら不合格です。
まことに心もとないことです。

どんな事業にも
「創業」のときがあれば
また「守成」のときもありますので
両方の知恵が必要ですが、
たまたま「守成」の仕事を続けたあと
「創業」の仕事に従事したことから言うと
「創業」のほうが「守成」にくらべて
はるかに難しいです。

「創業」の仕事は難しいだけに
実際にチャレンジすると視野が広がり、
物事についての認識も深くなります。
ですから友人たちにはチャンスがあれば、
すすんで「創業」の仕事に
取り組むことを奨励しています。

執筆者:戸田敦也(2005年10月04日)

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■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
toda.jpg 邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。

■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com