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第31回 “宏観調控”という言葉に出会いました
株は安いときが買いのチャンスだ
ということを実地で勉強しました。
痛い目にあってからのことですから
そのありがた味が身にしみました。
なら同じような失敗をしないように
なったかというと、そうではありません。
私が中国の株を買ったのは、
平成8年のことですが、
株は会社の成長の影のようなもので
成長が著しい中国の会社の株を買えば
チャンスが得られると思いました。
ところが案に相違して、
買った中国の会社の株は
どんどん下がっていきました。
前に日本の会社の株を買い
買ったあとに下がったのは
買った値段の3分の1でした。
ところが買った中国の会社の株は
10分の1近くにまで
下がってしまいました。
中国の経済は大きく伸びているというのに
これはどういうことかといぶかり、
中国の経済について調べたところ、
景気が加熱することを避けるために
金融引き締め政策がとられ、
そのことを意味する“宏観調控”
という言葉に出会いました。
そして、経済が大きく成長している中国でも、
「金融引き締め」を意味する
“宏観調控”の政策ががとられたら、
不景気風が吹き、そのことが影響して、
株価が下がるのだということがわかりました。
問題はこういう局面のとき、どう対処するかです。
じっと我慢を決め込んで、夜が明けるのを
待つほかないのでしょうか。
あるいは暗闇の中に電灯を照らして
前に進んでいくような手がないでしょうか。
執筆者:戸田敦也(2005年09月14日)
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邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

