戸田ゼミ通信HOME >>
戸田敦也コラムトップページ >>
交流を楽しむ
1回〜
<< 前のコラム
|第13回 新規の事業づくりに取り組むことになりました|
>> 次のコラム
第13回 新規の事業づくりに取り組むことになりました
40歳を節目に新しい事業部門で
働くようになってから数年たち、
43歳になっていた頃、
年代でいうと昭和61年の末のことですが、
福岡県にある八幡製鉄所から呼び出され
新しい事業を考え出す仕事に
従事するようになりました。
当地への赴任は3度目ですが
今度の職場はその名も “新規事業推進部”です。
当地では “本事務所”という名前で
呼ばれていた木造の事務所の4階に
30人近い人が集められ、新しい仕事づくりに
取り組むことになりました。
日本の通貨、“円”が固定相場制から
フロート制に移ったのは昭和46年のことですが、
以降、“円”はどんどん強くなり、
メーカーでは輸出して得られるお金が
円換算ではその分、減ってしまうという
困った現象が起こっていました。
こうした“円高”に伴うショック現象に
対応するため、鉄づくりも
新鋭製鉄所で集中的に行うほかなく、
八幡製鉄所のように旧い製鉄所では
生産が振るわず、工場が解体され、
あちこちに遊休地ができていました。
地域に与える影響も大きいです。
そこで“新規事業推進部”がもうけられ、
私はその一員として働くことになったのです。
新しい事業づくりに取り組む、
これは私が願っていたことです。
面白いと思いました。
ただ、ひさしぶりに八幡製鉄所を
訪れると製鉄所の中も、周辺の街も
すっかりさびれ、こういう所で
新しい事業を考えるといっても
ちょっと無理なんじゃないかなと思いました。
でも、何か新しい事業を考え出して欲しい
というメッセージを受けていて、
ボーとしてはおれません。
どんな仕事が考えられるかに
頭を絞ることになりました。
その時点ではまったく
気がつきませんでしたが、
この仕事に従事したことが
そのあと新しい進路方向に向かって
走り出すことにつながっていきます。
執筆者:戸田敦也(2005年08月27日)
戸田ゼミ通信HOME >>
戸田敦也コラムトップページ >>
交流を楽しむ
1回〜
<< 前のコラム
|第13回 新規の事業づくりに取り組むことになりました|
>> 次のコラム
邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。
■戸田敦也さんへのメールはこちらまで: todaatsunari@gmail.com

