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食指が動く(S59.04.23/日本経済新聞社)

出版:S59.04.23/日本経済新聞社 ¥1,575
世界の美味食べ歩き。昭和57年4月から2年にわたって、日本経済新聞に連載したエッセイを収録。


【読後感想をいただきました】
最初から最後まで読みながらよだれが止まらなくなるような本でした。 通常のグルメ紹介本と違うのは、 おいしいものも紹介してあれば、まずいものも書いてあります。 さらにどうすればおいしくなるかも書いてあり、 時には作り方まで教えてくれています。 そしてそれが日本国内の話だけではないというところでしょう。

おいしいものを食べたいと思う人たちにとって、
欲しい情報というのはどこぞの店の開店時間とか
定休日は二の次三の次だと思います。
どこで何を食べればおいしいのか、
そしてその情報が正しいという裏付けが欲しいのではないでしょうか。
その点、邱先生の舌に合格しているお店には
安心して出かけられることでしょう。

中に、「ファッション化する美味求真」というエッセイがあり、
そこでこれからの日本社会の潮流が
「成熟化、老齢化、国際化」であり、
この三つのどの流れに乗っても
行き着く先は飯を食うことだ、とあります。

たしかに、今となってはおいしいものを求めて
国境を越えて歩き続ける人も少なくありませんし、
より安全なものや体にいいものを食べて
健康に長生きしようという動きはずっと続いています。

私自身も「どうせ食べるならおいしいものを」と思っていますし、
おいしいものを食べた時の心の満足度はかなり高く、
さらに旅先で思わぬおいしいものにめぐり合えたときには、
ものすごくトクをした気分になります。

旅先での料理は、日本に帰ってきてから作ろうと思っても
材料が揃わずなかなかうまくいきません。
ですから、○○を食べに△△へ行きます、
と気軽に外国に行く人が、
これからももっと増えるでしょうね。


東京/伊佐笑子



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