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旅が好き、食べることはもっと好き(H03.12.20/新潮社)

出版:H03.12.20/新潮社 ¥840
一年の大半を海外で生活する著者が提供する旅の知恵、美味しいお話。


【読後感想をいただきました】
世界中の都市について、 邱さんが感じたことや薦めること、 気をつけるべきことをまとめたエッセイでした。 夫婦で海外旅行をするなら 二週間が限度(喧嘩をしだすため)と言いつつも、 パスポートを盗まれた奥様をいたわり、 旅の途中でも様々な場面で 奥様と楽しそうな会話が繰り広げられ、 全体を通して邱さんの思いやりの深さが しみじみと伝わってきました。

この本には、
私の好きな町の一つであるブリュッセルが
「食の都」として登場しています。
ベルギーといえばオランダやフランスの間にあり、
それほど目立たない存在なので、
旅行先として選ぶ人もそう多くはないでしょう。

残念ながら、私はブリュッセルで
邱さんのようには料理を堪能していませんが、
屋台のベルギーワッフルのおいしさや、
宿泊していたユースホステルでさえ、
なかなかおいしい朝食が出てきて
感動していたものです。
そして今度来る時には季節の良い時期に
おいしいものを食べに行きたい、
そう思っていたのです。
このエッセイを読んで、
ますます行きたくなってしまいました。


もうひとつ、とても興味深いお話しがありました。
若返り治療の体験です。
かのチャップリンやグレタ・ガルボが
治療を受けたというクリニックで、
実際に邱さんも治療を体験するのですが、
このような体験談は、邱さんの本でないと
得られない情報だと思います。

さらに邱さんは検査の合間をぬって
有名レストランに出かけているのですが、
病院の食事について、
「私が今まで食べた病院食のどこよりも美味であり、
そのへんのフランス料理店に較べても
決して見劣りはしない」とあるのに、
ミシュラン三ツ星レストランへ向かうとは、
さすが「食べることはもっと好き」なだけありますね。

東京/伊佐笑子




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