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いどばた論語(S39.06.10/日本経済新聞)
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出版:39.06.10/日本経済新聞
¥2,675 成長経済に伴う社会の変化に対処するための知恵。 |
邱永漢氏の著書。昭和56年に中央公論に掲載されたものと昭和50年から5年間に渡り同氏が主宰した「求美」と言う美術雑誌に掲載された文章を昭和56年に纏めた本。
日本が豊かになって生活に余裕が出来た頃の随筆になる。金は使わないと半製品と言いながらも始末が習い性になった世代ではなかなか使えず結局稼いだ金を使い込むまで親子孫の3代の分業になると言う批評があった。
「成金こそ文化創造の旗手」と題した文章があり、いつの時代でも主導権を握った層は所詮成金であり嗜好も成金趣味となるとあった。尖沙嘴にある香港美術館に清代のガラスを展示しているが原色のコップやら皿やらどう考えても趣味が悪く、見る度に「なんじゃこれ」と思っていたが、謎が解けた。中国の伝統的な建物の色合いも真っ赤に緑、金色で、ド派手だし、香港のビルも全面ガラス張りでキラキラしている。これもやはり成金趣味のひとつなのだろう。
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